お知らせさんの三麻本、読了。
8月から少しずつ読み進めていた「鬼打ち天鳳位の三人麻雀 勝利へのプロセス」を一通り読み終えました
222ページあるこの本は、巷の麻雀戦術本とは違って、基本的に文章が延々と続きます
また内容もレベルの高い考察であることから、まるで学会論文や大学の教科書を読んでいるような気分です
そのため読み辛さがデメリットとしてあります
しかし、これは麻雀が条件分岐の多いゲームで、それをひとつひとつ分けて、著者のお知らせさんの考えを述べている現れでもあります
麻雀戦術本は初心者を対象としているものが多く、すぐに使える戦術を紹介していることがほとんどです
例えば「メンゼンで張ったらリーチしろ」「1シャンテン以下はオリ」など、もう当たり前のことですね
ただし、その中にも例外が存在します。メンゼンで張ってもリーチしない場合、1シャンテンでも押す場合。特に1シャンテンで押すことは割とよく起こります
ただ初心者の場合、何も考えずに張ったらリーチ、リーチがかかった時は1シャンテンならオリを選択していれば誤打は減ります
まず、その打ち方を体に染み付かせることが成績向上につながるでしょう
今回読んだ本は、三麻を対象としており、三麻では四麻以上に頻繁に麻雀の例外が起こるようです
これは三麻を打てば、すぐ気づくと思います
つまり、この本は基本戦術がすでに体に染み付いている人向けに書かれているということです
天鳳四麻において七段タッチできるくらいの実力で、かつ大学院生で論文慣れしている私は、かなり読みやすい部類の本でした
読む前は、三麻の戦術を全く知らなかった状態でも読めたので三麻は知らなくても大丈夫です
むしろ三麻をすでに打ち込んでいる人だと物足りない可能性は否定できませんが…
また気づいたこととして、麻雀の例外が多い三麻を打ち込むことが四麻の練習になるというのがあります
実際に打ってて実感してます
まあ四麻の練習というより、四麻より楽しいという気持ちもあって三麻ばかり打ってますが…